デジアシ

わかってると便利だよ♪

マンガの背景描く仕事をたまにしてるよー

たまにマンガのアシスタントをしているちゃぼです。
昔は漫画家さんのおうちに泊まり込んだりしてましたがいい時代になりました!
今は在宅で全部デジタルでやってますよ♪デジタルで漫画家さんの指示に従って背景を描いたり、画面の仕上げをしたりしています。

なんでアシスタントが描くの?

漫画家さんのお仕事は「マンガを描く」と言ってもお話を考えたり、プロットという土台になる箇条書き(表、キャラ表の設定)をしたり、そのあと下書きをしてペン入れをして…と沢山の作業があります。

よく例えとして映画を1人で作る様なものってのを聞いたりします。
監督、脚本、演出、照明、衣装、俳優、営業、販売…など?

編集さんとのやりとりで、直しもあるし、返事待ちの時間もあるしでとてもじゃないけど締切まで手が足りない!…ってなっていったりします。
本当は全部自分で描きたいのが漫画家さんだと思いますが、間に合わないのでそこでお手伝いをしてくれる人をお金を払って雇います。

見ておかしくなければいい

ちゃぼの個人的経験と感想ですがマンガのメインは漫画家が表現したいものだと思うんですね。そこで作画の役割というと、漫画家が描くキャラクターの絵がどーんと入って、動いて喋って…がメインな訳です。背景っていうのはストーリーの世界観や心情を表したりする添え物(メインディッシュではない)と思ってます。
いや!だからってデタラメすぎたら見ていてはあ?と違和感を覚えると思うんですよ。

ちなみに青年誌でのアシスタントでちゃぼの初背景は小さな1コマでしたが…

こんな感じでわざわざ主役の全身を描いて目線がどこにあるのか?足の設置面はどこなのか???と悩んでいました。たったこの小さなコマのために^^;

何がわからなくて悩んでたかと言うと

パース!

今ならこんな感じでピーっと線を描き足して終わりです。

ぱっと見違和感はないです(…と、思いたい!)
実際には間違ってるかもしれないし、でも違和感を感じないからいい!

多少の嘘でもこれは漫画だから!

これは先輩に言われてたんですが最近になって(やっと)確かに〜と納得しました。
バカにしてるとか舐めてるとかじゃないですよ。リアル画ならきちんとパースにのっとって描かないといけないかもしれないけど漫画なのでミラクル、ファンタジー、など言いながらの嘘は大ありです!

例:手を強調したいから拳を大きく描くとか。これも嘘絵!ミラクル!ファンタジー!(笑)

パースって??

マンガの背景でよく出てくるのがパースという言葉。
透視図法とか遠近法とか。マンガの状況を瞬時に伝えるのに大切になってくる背景ですが、このパースという技術に支えられてるのです。

参考:コトバンク

こんな感じで技巧書も沢山出ていますね。

超入門これなら描ける!マンガパースと背景の描き方の教科書
(マンガの教科書シリーズ)

わかると便利なパース

今は最低限のパースを理解出来てきたと思うのでさっきの小さなコマの背景もピーっと線を引くのみで終わってるんですが、その感覚ってなんなの??ってところですね。

よく私界隈で使う言葉が、空間把握、空間認知、立体に捉える、スケルトンで見る、3Dで見る、透明の積み木を積み重ねる…とか??

目線(赤い線)が文字通り見ている目の高さなんですけど、それを基準にその線から上を見上げるので底が見えるし、下を見ると天井が見えるんですね。

上手い下手じゃなく、ルールに則って身につける間違いのない技術なんですね。
だんだんわかってくると、スケルトンで物が見えるようになってきます。

どうやったらパースが身につくの?

技巧書もいいけど

技巧書も何冊か買いましたが、私は実物も使ってみました。
先輩に聞くのが早いのですが

「自分で立体を作って見てみな!理解すると本当に覚えられるよ」

とのことで…(しぶしぶ…笑)

2階から1階の玄関を見る時にどこに消失点をとっていいのかわからない!と思ったので先輩に言われた通り立体を作ってみました。

1:いらない紙に切れ目を入れて折ります。

2:見たい角度を確認する(片目がいいですよ!)今ならスマホで撮影してもいいかもですね!

3:消しゴムを削ってみたり

模型が買えるならそれをスマホで撮ってから使えばいいけど貧乏な私はこの方法たちを使いました。慣れてくると本当に透明の箱の組み合わせである程度は描けるようになってくると思います!

実際は無数の点があるのではないのだろうか…

似たような写真に定規を当てて消失点を調べたりもしました。

え…果てしなくあちこちにない??(@@;)これ以上にもっとあちこち消失点がありました!(ショック!)建物の歪みとかもあるからでしょうね??
ひーーーー!!!ラビリンス!!!と一瞬絶望しましたがこれも基本的なルールがわかってくればある程度は描けるようになってくると思います。

とにかくパースがわかるとどこに何があるかという立体の感覚がわかるようになって来ますよ♪

アシスタントをしていると、こうやって間取り図や、その中にある家具などの参考画像をもらうことが多いです。間取り図にのっとって背景を描いていくのですがパースを覚えて空間を把握する能力が鍛えられると楽になります^^

たまに困ることもあり

今回なんでこんな記事になったかというと、実はとても困ったことがあったからです。
漫画のアシスタントはお金をいただいて、人様の原稿に手を加えるという恐れ多い仕事なのですが、どうしても答えが見えなくて色々考えて、結果時間がかかってしまったということがあったのでドヨーン。。。そこまでのレベルしかない自分なのでしょうがない…初めてやり方を変えたのでした。わからないでいるよりちゃんと聞かねば!!と。

何を優先するのか

こればかりは描いてる人の中にしか答えがないのでその都度何を優先するべきか聞くように決めました(仕事だから当たり前か!)

でもこのパースというものがきちんと成立していればこういうことも減るだろうなと思ったので書いてみたのでした!…頑張れおいら!!!!

今から漫画を描こうとしてるちびっこは頑張ってパースを身につけてみてくださいね〜♪
楽になるしいろんなアングルで描けるようになるよ〜〜〜(笑)

最後に

私のブログで書いてる内容が正しい!という事で書いてる訳ではないです。
自分の経験、主観、こうだったらいいな〜という思いで書いてます。
まだまだ勉強中の身なのでこんなことを書くのもお恥ずかしいのですが、個人のブログということで好き勝手書かせていただきました。
私自身はパースに関して「緩め」のスタンスですのできちんと描きたいんじゃヴォケ!という方は参考にはなりませんゴメンナサイ。

でもやっぱり絵を描くのは楽しいな〜〜〜〜♪

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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